週刊少年ジャンプ2021年9号(2月15日号)に掲載の「逃げ上手の若君」2話の展開予想をまとめました。
一般的にイメージされる「歴史の英雄」とはかけ離れた「逃げ」の才覚を持つ北条時行。
そんな彼が仲間の助けを借りながら鎌倉奪還、ひいては天下人・足利高氏打倒を掲げる物語となっています。
「いずれにせよテストが終われば皆忘れる」と劇中でも触れられている通り、歴史マニアの中でもかなり斬新な人選だと話題になっています。 現に、最新号が発売された後には「北条時行」「諏訪頼重」などで検索する人が続出。
今後、間違いなくジャンプで話題になってくる作品の一つと言えそうです。
そんな話題沸騰の松井優征先生の新連載「逃げ上手の若君」第2話「鬼ごっこ1333」の展開予想を見ていきましょう。
※以下、第2話のネタバレも含んでおりますのでご注意ください。
「逃げ上手の若君」第1話おさらい
時は1333年、主人公は鎌倉幕府総帥・北条高時の息子である北条時行です。
彼は、後に敵対することになる南北朝時代の絶対的主人公・足利高氏に「かくれ鬼がお上手でございますな」と褒められるほどに、「逃げ」に対する優れた才覚を持った特異な侍なのです。
ただ、そんな才覚からか、鎌倉では誰も時行に「為政者」としての力量は期待しておらず、本人もそれで良いと自覚しています。
時行はただ、自身の愛する鎌倉という地で人々とともに平穏に過ごせたらそれで良い、と考えていたのです。
そんな折、時行は神官・諏訪頼重と彼を手伝う巫女・雫と出会います。 頼重は時行に対して、「10歳の時に天を揺るがす英雄となる」と告げられます。
その場では困惑して彼らを振り切ってしまう時行でしたが、異母兄・北条邦時の発言もあり、なんとなくその言葉が頭に残ってしまいます。
しかし、1ヶ月後に時行の運命は大きく激変します。 足利高氏が鎌倉幕府に対して謀反を起こし、わずか24日間という早技で鎌倉幕府という「全国政権」を壊滅に追い込んでしまいます。
一族郎党が自害している様子を目の当たりにした時行でしたが、そこに頼重と雫が救出に参上します。
「自分もここで死ぬべきだ」と語る時行に対して、「それではどうぞ」と頼重は敵軍勢の真っ只中に時行を放り投げてしまいます。
すると、時行の発言とは裏腹にいつもの素早い逃げ足で頼重の元まで舞い戻ってきてしまったのです。
そう、頼重の見立て通り、時行の中の「英雄」は「死の淵の淵」でこそ輝く「怪物的な生存本能」にあったのです。
それは、「殺す」ことで英雄たりえた足利高氏とは対極の才覚であり、彼に対抗しうる唯一の存在となったのです。
時行は「自身も死ぬべき場面」において「生きる悦び」を感じてしまったことに涙を流し、頼重にその責任をとるように命じる。
それに対して、頼重は「地獄の底までお仕え致しましょう」と答えます。
こうして、前代未聞の「逃げ」の英雄による天下取り返しが始まったのです。
「逃げ上手の若君」第2話 展開予想
展開としては、ひとまず機が熟すまで時行は頼重の領地である信濃国に匿われることになるでしょう。
頼重以外にも個性的な諏訪一族の面々が登場してくることも予想されそうですね。
また、第1話で少しだけ描かれていた仲間候補の存在も気になります。 見た感じだと時行と同年代ですので、良き友人的な存在として描かれるかもしれません。
もしくは、身分の高い時行とぶつかり合うシーンもあるかもしれませんね。
ラスボス候補としては当然足利高氏になるかと思いますが、彼と組んでいる後醍醐天皇も史実ではかなりの曲者です。
彼の登場にも非常に期待がかかりますね。
物語全体としてはあくまで史実ですので、時行が実際に兵を上げる「中先代の乱」がラストになるのでしょうか…? それとも、人気漫画「キングダム」のように改変を加えるのでしょうか?
どちらにせよ、結末が楽しみであることに変わりはありませんね!
「逃げ上手の若君」第2話ネタバレ
それでは、2021年2月15日号掲載の「逃げ上手の若君」第2話「鬼ごっこ1333」のネタバレ確定版をみていきましょう。
「ドッキリ」と「双六」
北条時行はうなされていた。
宿敵である足利高氏の夢を見ながら。
そんな苦しむ寝顔に口づけを試みる諏訪頼重であったが、すんでのところで飛び起きた時行に躱されてしまう。
「寝起きドッキリを敢行しただけ」など、訳の分からないことをぬかす頼重に対し、時行は早く鎌倉を脱出する策を取るように命じる。
そう、時行一行は想像以上の鎌倉出口の警備の固さに阻まれ、いまだに鎌倉から脱出できていなかったのである。
頼重の持つ神の眼ではここで時行が死ぬ未来は見えていないので安心するように語る頼重だが、足利高氏を始めとするこれまで自身に忠誠を誓っていた武将たちのあっさりとした裏切りに時行は人間不信に陥っていた。
桃太郎の鉄道的な双六に興じる仲間たちが最後まで自身を助けてくれることを信じきれないだけでなく、そもそも「鬼ごっこ」などという逃げの戦法で天下を取れるわけがないと頼重に詰め寄ってしまう。
頻発する「裏切りによる死」
すると、外にいた武士たちが異母兄である北条邦時の斬首について話すのが漏れ聞こえてしまう。
兄の訃報に触れた動揺で、我を忘れて外に飛び出してしまう時行。
頼重が上手くごまかしている最中も、邦時は時行の義理の叔父である五大院宗繁に守られているはずだからそんな訳が無い、と信じられない様子。
しかし、その武士たちが言うには、宗繁は匿った邦時を密告したことにより、邦時は斬首の憂き目にあったとのこと。
その鬼畜ぶりに宗繁は後世にも日本史上屈指の鬼畜武将として名を残すが、その鬼畜さゆえに後からついた新田方にも忌み嫌われ、結果として褒美などは貰えずにいるとのこと。
始まる最初の「鬼ごっこ」
あまりの「裏切り」の多さに、時行は吐き気を催すほどに気分を害してしまう。
そんな時行の目を怪しい後光で覚まさせた頼重は、神力によって得た力で宗繁の未来を見通すことに成功したと語る。
戸惑う時行の手を引き、邦時の敵討ちを以て時行の天下への第一歩を踏み出し、「鬼ごっこで勝つ」ことの意味を見せると笑顔を見せる頼重。
一方、邦時の首を差し出したにもかかわらず、満足な褒美を貰えなかったことに苛立ちを隠せない宗繁。
妾の子である邦時では手柄として足りないと判断した宗繁は、次に正室の子である時行に狙いを定める。
欲に染まった宗繁は、まだ時行が鎌倉から脱出できておらず、信濃に通じる道のどこかに潜伏していると推測する。
自身も鎌倉で育った経験をフルに生かし、潜むのに適した場所を探索していると、狙い通り時行を発見することに成功する。
味方のフリをして近づく宗繁であったが、時行は返す刀で邦時のことについて問い詰める。
それと同時に、頼重の仲間たちが背後から襲い掛かるも、いとも簡単に攻撃を止められてしまう。
全てを把握し、時行の策を称賛する宗繁だが、自身が邦時の護衛を任されていたのは「叔父」「重臣」といった肩書ではなく、単純な強さゆえだからと語る。
頼重の仲間である子供を二人殺し、時行を生け捕りにすることなど造作もないと時行との間合いを詰める宗繁。
とうとう賽は投げられたのである。
時行と宗繁の命をかけた乱世の鬼ごっこの振り出しである。
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